年末調整

Posted by on 2015年10月17日

中野区の税理士(飲食店に強い)の三堀貴信です。「年末調整」の意義について。

給与所得にかかる所得税は、毎月給料などを支払う際に、源泉徴収税額表に基づき、所定の税額が徴収されていますが、これはあくまでも仮の税額となりますので、年間の正規の税額とは必ずしも一致しません。

その理由としては、
①源泉徴収税額表は、年間を通じて毎月の給与に変動がないものと仮定し、また、賞与は年に月額給与の5か月分が支給されるものと仮定して作られているので、実際にはこれらに変動がある場合があること
②年の中途で結婚などにより扶養親族に異動があっても、毎月の徴収ではさかのぼって各月の源泉徴収税額の修正はしないこと
③配偶者特別控除や生命保険料控除、地震保険料控除などは年末調整の際に一括して控除すること

以上が挙げられます。これらの不一致を精算する手続きが年末調整ということになります。

1年間の源泉徴収税額が正規の年税額よりも大きい場合は最後の給与等の支払時に徴収すべき所得税額に充当し、反対に、1年間の源泉徴収税額が正規の年税額よりも少ない場合には、最後の給与等の支払時に徴収することになります。

以上のように、年末調整は源泉徴収税額の精算を行うと同時に、具体的な税額を確定し合理的な租税納付を実現するという機能を果たしているといえます。


※免責事項
当事務所の「税務会計ニュース」及び「お役立ち情報」等で提供している各種ニュース及び各種情報等につきましては、お客さまに不測の損害・不利益などが発生しないよう適切に努力し、最新かつ正確な情報を掲載するよう注意を払っておりますが、その内容の完全性、正確性、有用性などについて保証をするものではありません。
したがいまして当事務所は、お客さまが当事務所のホームページの税務会計ニュース及びお役立ち情報等に基づいて起こされた行動等によって生じた損害・不利益などに対していかなる責任も一切負いませんことを予めご了承ください。
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
※本情報の転載および複製等を禁じます。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加