法的安定性

Posted by on 2015年11月3日

中野区の税理士(飲食店に強い)の三堀貴信です。「法的安定性」の意義について。

法的安定性とは、法により社会秩序と平和を確立するという法による安定性の確保と法自体の安定性により市民的な自由と予測可能性が確保されるという二つの意味をあわせもつ概念であるといわれています。

さらに、実定法をみだりに改変しないという保守的な安定性も持ち合わせているといえます。

租税法の存在意義の一つとして法的安定性があります。たとえば、私人間(個人)の土地の譲渡取引で、売主と買主のいずれに納税義務が生じ、また、譲渡所得金額という納税義務の範囲についても所得税法が明確な定めをおいているところから明確に確定される。
所得税法の存在によって納税義務者の所在と納税義務の範囲は平和的に、かつ、秩序立てて確定することができるといわれています。

さらに、所得税法自体の安定性により、納税者は予測可能性を確保できます。法的安定性と予測可能性の確保は租税法律主義の根幹をなす重要な概念ということになります。


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