税務調査の事前準備書類

Posted by on 2015年10月6日

中野区の税理士(飲食店に強い)の三堀貴信です。「税務調査の事前準備書類」について。

税務調査の当日までに準備しておくべきものは、関係書類の整備です。

調査ではだいたい過去3期分をチェックすることが多いので、これらの書類が揃っているか、整理されているか確認し、準備する必要があります。

ここで注意すべきことは、書類には付箋やチェックなどが入っていないことです。そのようなものがあれば、調査官にここを見て下さいと言っているのと同じようなものです。この辺りは、しっかりと確認しておく必要があります。

書類が事前にきちんとそろっていることにより、調査官の心証をよくすることが可能となります。この会社は書類関係がきちんとしている。という印象を与えることはよいことだと思います。

揃えるべき書類は、業種業態によって違いはあるのですが、まず、とにかく、現金出納帳や総勘定元帳などの帳簿書類は必須です。
また、売上に関係する書類で納品書、請求書、領収書や仕入に関する書類は特に重点的にチェックされる項目ですので、漏れのないように準備すべきでしょう。
また、不正を行う可能性があると税務署が考えている、人件費関係の書類も完璧に揃えておきたいところです。

税務関係書類等の整理・保存は大切です。また、保存期間は法人税法においては10年となっております。(平成27年度税制改正により平成29年4月1日以後に開始する欠損金額の生ずる事業年度においては、帳簿書類の保存期間が10年間に延長されています。)国税庁HP参照

この保存が出来ていないと悪くすると青色申告の取り消しもあり得ます。税務調査が円滑に進むように、協力的な態度で臨むのが肝要です。

<具体的に準備する帳簿と書類>

1.現金出納帳・当座預金帳・普通預金帳・・・当座預金照合表、当座預金入出金明細、普通預金通帳、手形帳、小切手帳など

2.売上帳・・・納品書・請求書、契約書の控えや得意先からの支払明細書、現金・小切手の集金の場合はその領収書の控え

3.仕入・・・納品書・請求書、外注費の補助元帳、発注書の控え、支払明細書

4.総勘定元帳・・・すべての取引が記載された帳簿

5.給与台帳・・・タイムカード、出勤簿、給与明細書、年末調整用の源泉徴収簿

6.その他各種費用の請求書・領収書・・・領収書がない交通費の場合は交通費精算書、出金伝票、慶弔費等は精算書や葬儀等の案内、銀行振り込みの場合は振込用紙の控え

以上が一般的に必要とされる書類かと思われますが、その他、状況に応じて必要な書類も変わっていきますので、適時、整理して準備しておかれるのがよろしいかと思われます。


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