「配偶者控除」の廃止で家計負担はいくら増えるのか
中野区の税理士・会計事務所(飲食店に強い)の三堀貴信です。「「配偶者控除」の廃止で家計負担はいくら増えるのか」について。
政府が夫婦控除なるものを検討しているようです。
以下、ヤフーニュースより引用抜粋
『国は来年2017年度の税制改正として、以前から議論されている「配偶者控除」の見直しを現在検討しています。・・・(中略)・・・政府は税の公平性を保つため配偶者控除に替わる別の控除の検討を進めています。それが「夫婦控除」です。これは、夫婦であれば原則条件なしに適用されるものです。
これに関連して、「夫婦控除」を「所得控除」から「税額控除」に、また、現在すべての納税者に一律38万円(住民税は33万円)適用されている「基礎控除」を「税額控除」に改める等の検討が行われているようです。・・・(後略)・・・』
以上のように掲載されています。
夫婦控除なるものは、基礎控除を現在の所得控除ではなく、税額控除にしようとしているようです。
政府は税の公平性を保つためといっていますが、基礎控除を税額控除にするというのがそれでしょうか。
所得控除はそもそも憲法に規定する最低生活費の保障としての意味合いをもっています。安易に改正するべきものではないと思われます。増税の趣旨で安易に改正しようとしているのならば厳に慎まなければならないと思うのですが。
みなさんはいかがお考えでしょうか。
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