給食・老人ホーム食事は8%、軽減税率線引き案

Posted by on 2016年1月28日

中野区の税理士(飲食店が得意)の三堀貴信です。今週の税務会計ニュース。「給食・老人ホーム食事は8%、軽減税率線引き案」について。

今回も消費税の軽減税率(据え置き税率。以下同じ)について。今回も好き勝手に書かせて頂きます。拙考ご容赦くださいませ。

ヤフーニュース・TBS系(JNN) 1月28日(木)より引用・抜粋 記事リンク

同記事によれば、

『来年4月に消費税を10%にする際に導入される軽減税率について、財務省は学校での給食や老人ホームでの食事について消費税を8%に据え置く方針を固めました。

来年4月に消費税を10%へ引き上げる際には、酒と外食を除いた飲食料品は軽減対象として消費税を8%に据え置くことが決まっています。

28日までに財務省がまとめた具体的な線引きの最終案では、学校給食や老人ホームでの食事については8%の軽減税率の対象となっています。学校や老人ホームは「生活の場」であって「外食」には当たらないという判断です。

また、新幹線の車内などで売られる駅弁は、その場で食べずに持ち帰ることが可能なため、8%の軽減対象とする一方、飛行機の機内食は、その場でしか食べられない容器などで提供されるため、外食の扱いとなり、消費税は10%になります。

政府は2月上旬に軽減税率制度を盛り込んだ法案を国会に提出する予定ですが、依然として6000億円以上の財源のメドは立っていません。(28日11:02)』

以上のように掲載されています。

軽減税率・・・揺れていますねぇ。給食や老人ホームの食事代は、個人的には非課税でよいのではないかと思うのですが・・・( ゚Д゚)

いずれにせよ、記事を読んだ限り、まぁ、ごちゃごちゃとややこしい、駅弁が8%で、機内食が10%とか・・・何言ってるの?って感じですよね( `ー´)ノそれこそめんどくさいって感じですね。この記事を見ただけも複雑怪奇といった感は否めません。何度もいいますが、税の基本原則は、公平・中立・簡素です。この軽減税率なるものは、これらすべてに反していると思われます。とくに簡素であるという点、まったく簡素じゃない( `ー´)ノ

軽減税率の導入に伴い、インボイス制度の導入が検討されているのですが、このことについては、どの記事も(テレビを含めたマスメディア全般)あまり触れないのですね。個人的にはインボイス制度の方が大きな問題があるのではないかと危惧するのですが・・・( ゚Д゚)

もう消費税増税はしないほうがいいのではないでしょうか?これは単に税率が上がることが嫌だというのもありますが、単純に考えて景気浮揚に繋がるとは思えませんし(税率が上がることによる国民の増税感や買い控えなどによる景気低迷を生じるなどの諸問題が生じるため)、こんなめんどくさい煩雑なシステムやインボイス制度などがあるなら、単純に5%に税率を戻して、食品、医療や社会福祉的なものは非課税として(イギリスでは食品や医療品など生活必需品には税金がかからないそうです。いつも欧米化とか言っているくせにどうしてこういういいところだけ見習わないのでしょうか?不思議でなりません・・・っていうか都合が良すぎますよね( `ー´)ノ)、税率は単一税率(非課税のもの以外はすべて5%)にして景気浮揚を図り、法人所得や個人所得を増やし、そちらから税金を徴収したほうが、税収はもちろんのこと、雇用情勢の改善及び経済復興にもよいと思うのですが・・・。

みなさんはいかがお考えでしょうか?(^◇^)


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