「税収上ぶれ分、軽減税率財源に」
中野区の税理士(飲食店が得意)の三堀貴信です。「税収上ぶれ分、軽減税率財源に」について。
本日は消費税の軽減税率に関する政府の対応について。
ヤフーニュース・朝日新聞デジタル 1月12日(火) 以下引用・抜粋
同記事によれば、
『安倍晋三首相は12日の衆院予算委員会で、2017年4月に消費税率を10%に引き上げる際に導入する軽減税率をめぐり、財源として必要な約1兆円について税収の上ぶれ分を使うことを検討する考えを明らかにした。社会保障についても「聖域ではない」と述べ、活用する可能性に言及。今後、経済財政諮問会議などで議論する方針だ。
軽減税率に必要な約1兆円のうち、約6千億円分の財源が決まっていない。首相は政権復帰3年で税収増が21兆円にのぼるとした上で、「税収増をどう考えるか、(経済財政)諮問会議等でしっかり議論を進めていきたい」と述べた。
民主党の玉木雄一郎氏の質問に答えた。一方、税収は景気の影響で大きく上下する可能性があり、同党の西村智奈美氏の質問に対し、麻生太郎財務相は「(税収は)下ぶれる可能性もあり、安定的な恒久財源とは言えない」と答弁。首相は「議論をここで閉じてしまってはならない」と語った。・・・後略・・・』
以上のように記載されています。
ずばり一言。何度も言いますが、今回は軽減税率ではなく、据え置き税率です。据え置きしているだけなのに財源が必要とはこれいかに?言葉の使い方がおかしくはないですか?( ゚Д゚)
税率を軽減(実態は据え置きなのですが)するために、財源が必要・・・。ちょっと意味わからないです( `ー´)ノ
そもそも税収が増えた分は、社会保障に回すとかなんとか言っていたような気がするのですが(私の記憶違いでしたらすみません)、あれはどうなっちゃたのでしょうか?税収アップの分を軽減税率の財源の穴埋めに使うのはよろしくないのでは?というか本末転倒では?このような状態で、消費税増税分をちゃんと社会保障に回せるだけの税収(財源)を確保できるのでしょうか。
このようなことになるのならば、繰り返しますが、5%据え置き、単一税率にしたほうが、余程シンプルで運用しやすく、あくまで結果的に、経済的効果も高いのではないかと思うのですが、みなさんいかがお考えでしょうか。(^◇^)
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