インボイス方式って?2

Posted by on 2015年12月6日

中野区の税理士(飲食店が得意)の三堀貴信です。「インボイス方式って?2」について。

本日もインボイス方式について。

FNN・ヤフーニュースによれば、

「軽減税率をめぐり、「インボイス」制度案で合意した。
自民・公明両党は、生活必需品の税率を低く抑える軽減税率の経理方式について、最終的には納税額を正確に把握するため、税率や税額を記載する「インボイス方式」の導入を目指している。
3日、与党税制協議会で示された「インボイス方式」の制度案では、インボイスに事業者の登録番号や、税率別の消費税額の合計などを記載して発行することを義務づける。
また、不正な発行行為には、罰則を設けることにしている。」

以上のように報道されています。

インボイス方式、なぜ、導入を検討しているのでしょうか?しかも導入・運用を急いでいる感じもします。インボイス方式というのは、一言でいえば、「請求書等に適用税率・税額の記載を義務付けたもの」といえるわけですが、なぜそれが必要なのでしょうか?

必要な理由としては主に、複数税率の導入が関係しているようです。現在の8%という単一税率の下ではとくに問題がないのですが、軽減税率(たとえば食料品には8%、その他のものには10%など)とした場合に、複数の税率のものが混在することになりますので、より厳密な請求書等を求めるということだと思います。

しかしながら、8%から10%に上昇するために、インボイス方式の導入ってどうなんでしょうかね?そのための混乱とか各事業者のシステム変更や教育などいろいろな手間を考えたらそこまでする必要があるのでしょうか?これは将来的に増税をするための布石と取られても仕方ないのではないでしょうか。個人的にはそのように愚考してしまいます。

個人的には、国民にとっても単一税率の方が分かりやすいので、単一税率を維持してもらいたいですね。あと税率8%って中途半端だから、もとの5%に戻してほしいです( ;∀;)

皆様はどのようにお考えになられますか?


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